宮古島曝露試験レポート

地域の皆様の安心で安全な暮らしに貢献したい!
そのために紫外線量が東京の3倍ともいわれる沖縄県宮古島にて複数の塗料の耐久性試験開始。本気で塗料の可能性を追求しています!

今後の展望② ~佐々木のインタビュー~

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前回のインタビューはこちら
ポリウレアも超速硬化型のウレタン塗料なので、ポリウレアの持つ世界も結局ウレタン結合な訳です。もっと言うと、シロキサン結合な訳です。なのでみんなその結合式をベースに、誰と誰を組み合わせるかということだけを考えています。
この世界は今のところ変わらないので、ということは、このまま当面無機塗料で進んでいっても問題ないということです。
アクリルをベースに「ラーメン結合」みたいな名前のものを誰かが開発すれば、初めて別の世界が生まれます。今のところは新しい塗料が発売されても系統が一緒で味が醤油か味噌か塩かの違いなだけで、全部がラーメンであることは間違いないです。結合様式が変わらない限り変わらないということを、業界の皆さんはご存知でしょうか。
お客様は知らなくていいのです。でも私たちは知っていなければいけないです。

今後の展望 ~佐々木のインタビュー~

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「無機学会」というところで私が名誉顧問になれば分かりやすいのですが、そんな学会はなくて。「無機学会」イコール「シロキサン結合学会」なわけなんですが(笑)でも真面目に、こういった運びを作りたいなと考えています。実際に「光触媒工業会」というものがありました。現在は「塗料工業会」があって「日本塗装工業会」もあります。こういう学会を無機塗料で作って、牽引つけたいなと。宮古島での実曝露試験が3年過ぎたら、建築学会に「塗料に於ける宮古島での曝露試験場に対する見解」という建築用の論文を書こうと思っています。
論文を学会に提出して、承認されれば冊子になって建築学会フォーラムでお披露目されるのですが、そのフォーラムにユウマペイントの名前で、佐々木拓朗が書いた論文が置かれたら、無機塗料をムキになって追い求めてきたということが伝わるかなと。もっと言うと、塗装業界の「塗料」に対してどれだけ向き合ってきたかということが分かる。これらが今までの「建物を守る」ということに全て繋がっていたということも分かる。なので、あと3年待ちたいと思います。
これを「出口」として考えているのですが、「ウチの社長、論文書いているんですよ」と営業メンバーが言ったところでお客様からしたら「・・・へー」というのが本音だと思います。なので、お客様からしたらあまり牽引付けにはならないし、商品の値打ちにはならないかもしれませんが、無機塗料をムキになって追求し続けている理由をユウマペイントのメンバーたちには理解してもらえると思うんです。「社長、本気だな」ということは分かると思いますので。
これはやはり、建物を守るために生きてると言っている私が、論文まで書いて文書になっている世界まで追いかけているのだから、やっぱり建物を守るには無機塗料を売るしかないんだなということを分かってもらえれば、みんなも無機塗料を愛するようになると思うのです。そうして愛しているものをお客様に「価値ある商品」として正しく伝えるというのは、お客様への貢献の愛になるのです。
それが伝わると一番いいですね。
無機塗料に代わる結合式というのは多分、科学者たちが新薬を作るのと同じような世界で考えていることなので、今のところ強いものは無いのですが、一番壊れにくい手の繋ぎ方(結合式)はポリウレアしかないかなと思います。超速硬化の硬質ウレタンしかない。「ウレタン」だからそれって悪いんじゃないの?ウレタン塗料って悪いとされているから悪いんじゃないの?と思うかもしれませんが、ウレタン塗料が悪いのではないです。ウレタンの結合はそもそも優れた開発だったわけなので。ウレタン結合したものに有機顔料で塗膜をつけているから塗装の変退色が早いだけです。なのでウレタン結合自体が悪いわけではないのです。でもウレタン結合ってどうしても壊れるよねと言ってウレタン結合の上に更に結合要式を乗せられないかと言ったのがフッ素塗料ですし、シロキサン結合という世界観になってくるのです。

無機塗料についてちょっと眠くなる話② ~佐々木のインタビュー~

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「シロキサン結合塗料」か「無機塗料」かの二択になり、無機塗料が選ばれたのですが、「無機」という言葉に馴染みがないのでよく、「無機って何?」と聞かれると大抵「無機質なものを無機って言うのです!要するに不変で変わらないもののことです。陶器とかガラスとかセラミックとか・・・だから無機塗料はガラスが入っているから強いんです」と分かりやすい言い方をされるのですが、私からすれば「ガラスが入っているから強い」というのは意味が分からないのです。
じゃあガラスでいいじゃんって。家にガラスを貼ればいいじゃんて話になってしまいます。ガラスが入っているから強いのではなく、無機質のものが顔料だから。

無機質の顔料ということは、色です。有機の顔料は溶けます。破壊されます。車で言えば真っ赤とか真っ青とかは色が飛ぶわけです。有機顔料だから。黒とか白とかは無機顔料が多いです。有機の顔料は少ないのです。自然にあるものが無機だから。なので無機の赤とか無機の青とか無機の緑というのは存在しないのです。それは有機顔料と言って色を足すしかないのです。
顔料として無機顔料がふんだんに入っているということは色飛びしにくいということがひとつ。何よりも、シロキサン結合というのは特許なのですが、シロキサン結合という塗料がやっぱり強いのです。
無機塗料を日本で一番売っている私たちは、これからも無機塗料に向き合っていかなければいけないし、検証し続けていかなければいけないと考えています。
本気で進めていく理由は、建物を守れる一番の塗料だということが検証で分かっているから。無機という言葉がお客様のところに当たり前に届くようになったことすらも私たちの功績な訳です。何故かというと、私たちが無機を使用する前は、フッ素・シリコン・ピュアアクリルの塗料が主となっていましたので、それに伴い同じ塗料での他社メーカーでの相見積もり(数社から見積を取ること)はありましたが、無機塗料を使用するまでは、相見積先でも無機塗料を提案していると聞いたことがありませんでした。
JPMに、無機塗料を製造してくださっているメーカーが、無機という塗料を世の中のスタンダードにしてほしいと申し出てきたのは、いい塗料だということが検証されているからということがひとつなのですが、私たちJPMのところに持ってきたから世の中に無機塗料が拡販されて無機塗料という言葉で市場が作られていったので、他の大手塗料メーカーさんが無機塗料に準ずる塗料を開発するようになって、無機塗料が他のメーカーさんを通じて世の中全体が使用するようになって無機塗料という市場が出来上がりました。

無機塗料についてちょっと眠くなる話① ~佐々木のインタビュー~

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日本塗装名人社の無機を使う理由はこちらから
「無機」という塗料を私たちは4~5年連続で売り続けているのですが、それは無機塗料に価値を見出して下さったお客様がいるからということもありますが、本来は無機塗料に価値があるとお客様以上に思っているのは私たちでなければいけないですよね実際どうかは別として。
「無機って絶対にいいんだよね」と日本で一番思っている人たちが私たちでなければいけないというのが大前提にあります。
私たちは、日本で一番無機塗料を扱っていて、日本で一番無機塗料を信じていて、日本で一番無機塗料に向き合っているのだと思います。ちょっとボケた感じに聞こえますが(笑)
それは何故かと言うと、「守る」ということに対して一番近い塗料だからです。
では何故、無機塗料が一番いいのかと言うと、そもそも「無機塗料」という名前は造語です。「シリコン塗料」も造語です。「フッ素塗料」も造語です。
誰かが「この名前でいいんじゃない?」と言って決めてるのです。
ちなみに、塗料は全部「アクリル」で出来ています。アクリルって何かと言ったら石油です。石油をアクリルって呼ぶくらい、単純に塗料は全部石油から作られています。そこで見ていくと「無機塗料もシリコン塗料もフッ素塗料も、元は全部アクリル」なのです。

アクリル塗料にシリコン樹脂、もしくはシリコンのセラミック顔料を入れたものがシリコン塗料という呼び方をしています。
アクリル塗料にフッ素という結合式を入れたものをフッ素塗料と呼びます。
アクリル塗料にウレタン結合というものを施したものがウレタン塗料です。
ウレタン樹脂を入れたのではないです。ウレタン結合です。
この「ウレタン塗料」にシリコーンと言われる樹脂もしくはセラミックと呼ばれるシリコン性のもの(粉黛)を混ぜたものがシリコン塗料です。
では「シリコン塗料」にフッ素を混ぜたらフッ素塗料なのかと言うと違います。アクリル塗料をウレタン結合させた上に更にフッ化加工させたものがフッ素塗料です。フッ化加工とは何かというと、ウレタン結合してるものの間に、更に結合する(3結合なのか4結合なのか)。それによって耐久年数が変わってきます。
では、無機塗料は?
無機塗料は、アクリル樹脂塗料をウレタン結合させて、更に無機顔料を混ぜて更にシロキサン結合という結合式で結んだものが無機塗料と言われます。

無機塗料を正式な名称で言うなら「シロキサン結合塗料アクリル樹脂ベースウレタン結合の上にシロキサン結合をさせた無機顔料入り塗料」となります(笑)
これは長いですね。
実際、この塗料を発売する際に「シロキサン結合塗料」か「無機塗料」にするかの二択でした。なのでもしかしたら「シロキサン結合塗料」になっていたかもしれません。

日本塗装名人社の塗料を使う理由 ~佐々木のインタビュー~

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日本塗装名人社(JPM)の塗料を使っている理由は、JPMで取り扱い始めたのが5~6年ほど前なのですが、実際はもう20年くらい使われている塗料なのです。では、どこで使われていたかというと、殆ど塩害地域の橋脚等で使われてきました。「塩害」「風」に対する耐久性が高く、また「防錆性」という錆に対する耐久性も高いということで実績を上げてきた塗料が、5~6年前くらいから建築業界にて販売するようになったのです。もっと言うと、JPMの塗料を作ってくれているメーカーさんは元々、塗料を製造委託される会社さんです。日本ペイントさんといった、日本で販売される大手メーカーさん達が「こんな塗料を作りたいんだよね」と言うと「あ、では作ってみましょうか」と言って作り、調査結果も出して報告したりしているような会社さんです。
私たちは職人なので、川上でもあり川下でもあります。お客様にとって一番いいと思う塗料を川上に登って湧き水の源泉(商品)を拾って、川下に行ってお客様にお渡しする係りでもあります。そんな理屈で塗料メーカーさんにお願いして、今までの塗料にJPMのエッセンスを入れて「JPMの塗料」を作ってくださっています。
それ以外の塗料を使わない理由は、それ以上の塗料が無いから。作ればあるのでしょうけど。

曝露試験場獲得 ~佐々木のインタビュー~

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曝露試験を開始したきっかけ④はこちらから
いざ曝露試験場を持ってみると、あちこちの塗料メーカー様から「弊社の塗料も入れてくれませんか?」と依頼がくるようになりました。正直、「はぁ?それって自分たちの仕事じゃないの?」と思うし、私がメーカーの人間だったら絶対に思うだろうし、日本ウェザリングセンターという公共の公的機関も運営しています。私がメーカーだったら。
改めて思うのは、やっぱり作っている側たちも、良いもの×良いもの=良いものに決まっている筈と言って見切りで発売していることがあって、そういう意味では、使った人の自己責任が問われてきます。塗膜が持つ・持たないに関しては、使った人・施工店の責任だし、もっと言えば選んだお客様の責任のもとで使用されているということが事実としてある以上は、私たちがしっかりと網の目でいないと、守るものも守れないです。
長くなりましたが、以上が宮古島の曝露試験場を購入したきっかけ・経緯になります。
JPM(日本塗装名人社)という名義で「名人」である以上、名人が使うにはどの塗料が一番ふさわしいのかを知る必要があります。同時に、塗料が壊れていくメカニズムも知らなければいけない。
この塗料はこのタイミングで壊れていくという理由もそこに全部現れていくので、日本中の塗料を検体として調査する必要があるのです。
「経験」と「勘」と「雰囲気」と「カタログ」で良い悪いの判断をして、世の中に出していくことはしません。メーカーの営業さんが嘘を言っているわけではないと思いますがしません。絶対にしません。

曝露試験を開始したきっかけ④ ~佐々木のインタビュー~

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曝露試験を開始したきっかけ③はこちらから
促進耐候性試験の5000時間の照射は、野外でしかも千葉県という地で1年半でダメになった。千葉県というか全国で1年半でダメになったということが分かったら、「5000時間って何だったんだろうか!?」と思いました。塗料Aのメーカーは、促進耐候性試験5000時間をクリアしたと言っていますが、実際は入れてないかも知れないじゃないですか。それは誰が証明できるのか。誰も証明できないじゃないですか。ちゃんと入れていればダメにならなかったかもしれないし、実際に入れていてもダメになっていたかもしれない。ですがメーカーは最後まで「入れた」と言っていました。
私は、メーカーの営業さんと親しくしていたので問い合わせてみました。「本当はどうなんですか?」と。そうしたら「いや、私も技術の人間に聞いたのですが、ちゃんと5000時間入れたと言っていました。でも佐々木さん、どう思いますか?」と逆に聞かれてしまいまして。ということは、ちゃんと入れていたのだとしたら、促進耐候性試験が全くもってあてにならないということが世の中に証明されたことになりますし、もし入れていたのだとしたら、入れたといって入れてない塗膜なんかは塗料Aのメーカーに限らず世の中にごまんとあるよねという・・・。どっちにしてもリスクだということが分かったのです。
「促進耐候性試験●●時間クリア」というのは、どのメーカーの塗料カタログにも書いてあります。シリコン塗料なら3000時間とか2500時間以上という書き方をしています。よく考えて頂きたいのですが、シリコン塗料や、一番人気の塗料Bで2500時間と書いてあるのです。なのにシリコン塗料や塗料Bを塗っている会社さんは「10年持ちます」「10~12年持ちます」とご提案しているのです。2500時間以上なのに。500時間で1年です。ということは5年以上持ちましたという言い方に変換できるのです。意味が分かりませんよね。
12年以上持ちますというなら、6000時間の照射に耐え抜いた塗料だといって初めて通用するのです。これが検証と事実の突合せになるのです。
検証を2500時間しかしていないのに、12年持ちますというのは「5年までは検証しましたが、その先については仮設だ」ということが言えるわけです。「仮設12年持ちます」と言ってお客様にご提案しているのなら話は分かりますが「12年持ちます」と私たちはお伝えするのです。そういう世界を私たちは司っていて、でも「建物を守る」という意志はあって。だから「まずいな」と感じているのです。
なので宮古島であれば、千葉県の約4倍の紫外線の照射時間プラス赤道に近い場所、かつ塩害という塗膜にとって一番ダメージの負いやすい環境、更に台風という「雨風」に多く晒される環境は、塗膜とって非常に厳しいものと言えます。これらの厳しい環境下での1年は、千葉県での4年に相当すると言われています。言われているというよりも、事実です。これは何で証明されるかというと、紫外線量を測るウィザード機というものがあって、日本ウェザリングセンターという曝露試験場は、旭川と銚子と宮古島にあるのですが、この3ヶ所でいうと銚子が私たちから近いです。銚子のセンターは主に塩害と標準(首都圏)の紫外線を調査しています。3ヶ所とも、各々の場所で紫外線量を測定していて、そこから宮古島は千葉県の約4倍もの紫外線量があるということが分かっているのです。更に銚子と宮古島に検体をよーい!ドン!で置いた場合、宮古島のほうが銚子の4倍早く変退が進んでいくということも分かっているのです。
その結果、4倍紫外線量が多いという計測値が出て、物を置いて物が風化していくスピードも4倍早く進んでいくということは、紫外線量と風化の量は相関が取れているということが分かるわけです。ということは、どれだけ紫外線に当たるかが、ものを劣化させる理屈というか破壊するエネルギー量だということが分かるから、宮古島で4倍早く検証しなければいけない。私たちは建物を10年守らなければいけないのです。ですので、1つの検体に対しての検証は、宮古島でも最低2年は実曝露として置かないと物事が進まないのです。これが促進耐候性試験だとしても5000時間置かないと、物事の良し悪しの判断がつかないのです。
この試験は、本来なら塗料を作るメーカー様たちがやらなければならないのですが前述しましたとおり、機械に入れているのかどうか分からないですし、メーカー様によっては宮古島の曝露試験場を持っている会社と持っていない会社も事実としてあるのです。

曝露試験を開始したきっかけ③ ~佐々木のインタビュー~

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曝露試験を開始したきっかけ②はこちらから
スタンダードを上げるためにトライし続ける会社であるということ。これは今後も変わらないですし、その姿勢も挑戦していく量も絶対変わらない筈ですし、もっと加速すると思います。トライにはリスクがついて回りますので、リスクを恐れてトライしないという選択はしない会社にしたいです。ですがお客様が安心して暮らせる家にしたいのにリスクを買っていただく訳にはいきませんので、宮古島で検証して、改良するにしても新しい商品を作るにしても、宮古島で必ず検証された塗料だけを使用していきたい。
現在、促進耐候性試験という試験方法と野外実曝露試験という試験方法の2つしか世の中で確立されていません。促進耐候性試験という機械と野外実曝露試験を併用して出た検証結果で「良い」が証明できれば事実上「守れる」という理屈になります。野外曝露試験も促進耐候性試験という機械での試験も強制的にダメージを与えて早い時間で長いダメージを負ったということを証明する試験で、促進耐候性試験で言うと5000時間が10年です。5000時間ということは、その試験機に5000時間入れて10年相当と証明するというのが促進耐候性試験の理屈です。そうすると1年は500時間です。


ですが、1年は時間で計算すると8760時間なわけです。なので「商品を作りました・開発しました」と言って、試験機械に約7ヶ月間強制的に入れて、それで10年相当になるわけです。理論上は。この試験を行い「あ!いいね!大丈夫だね!」と言って発売されたものが塗料Aでした。塗料Aは塗りたて時は何の問題も無かったのですが、1年半で全てダメになりました。でも促進耐候性試験では10年大丈夫と結果が出ていたのです。「塗料A、もうストップです。もうダメです。」と言われながら、1年半経過していない8~9ヶ月経過の状態で現場を定期点検でチェックした際、まだ症状が現れていない現場もありました。塗料Aで施工した現場の半分はダメ、半分はまだ大丈夫という状態で、大丈夫だった現場は経過観察で様子を見ていましたが、最終的に全現場がダメになりました。
これはどういうことなのかというと、日に当たって紫外線が当たってダメージを負うと、塗膜が経年で変化していく姿が、7ヶ月で大丈夫だけど1年半ではダメだったということで、機械に入れて5000時間大丈夫だったけど、野外に置いたら1年半でダメになったということです。それで、促進耐候性試験だけでの判断は、やっぱりダメだという結論に至ったのです。ダメというか、安心の材料にならないと思いました。創業当時からいたスタッフは覚えていると思いますが、この頃の私は2000万円する促進耐候性試験機を買うと言っていました。それさえあれば証明できると言い続けていました。大きい冷蔵庫みたいな機械なのですが。
500万円の試験機もあるのですが、4検体しか入れられないのです。2000万円の試験機は大きい冷蔵庫なので、一気に50検体くらい入れられるのです。
最低10年守りたいとなれば、5000時間・7ヶ月必要なわけです。試験機に50検体を入れたら7ヶ月間、身動き取ってはいけないわけです。そう考えると「やっぱりいつかだな・・・」と考えていました。

曝露試験を開始したきっかけ② ~佐々木のインタビュー~

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曝露試験を開始したきっかけ①はこちらから
塗料を調べに調べて、知識のレベルで言うと、メーカーから世の中に出ているものは上から下まで総なめにしました。その中でも「安心して使えるもの」しか扱ってこなかったのですが、唯一失敗した塗料「A」がありました。ユウマペイント設立して唯一失敗した塗料です。その他の塗料で失敗したという塗料は基本的にありません。うまく扱えなかったということはあっても、失敗したということは無くて、それは何故かというと、新しく世に出たばかりの商品をすぐに使わなかったことだと思います。安心した成果が出てくるまでは使いたいけど使わない!
ですが競合はバンバン使ってきて・・・。そうすると相見積(数社から見積を取ること)で負ければ「売れてる商品を早く扱いたい」という気持ちが生まれます。負けるわけですから。早く扱いたくなるのですが、安心した成果が得られるまでは絶対になびかないというのがユウマペイントのスタンスでした。それは根っこに大きく左右していて、売れてる商品が守れる商品かどうかは別ですし、売れてる商品を作りたいというよりは「守れる商品」を作りたい・使いたいという理屈があって。ですが失敗しました。
「塗料A」に期待して選んで下さったお客様には、期待を裏切るような形になってしまったという深い反省があります。吐きそうになるくらいの深い反省があったのですが、「塗料A」の持つ世界がもし試験的に上手くいくはずだと証明されていたら、世の中は大きく変わっていたと思います。「塗料A」が発売停止になってから4~5年。私たちが扱っていた時期をプラスすると計7~8年になるのですが、塗料Aが上手くいっていたら世の中からシリコン塗料は無くなっていたと思います。現在、一番の売れ筋商品は「塗料B」ですが、そうではなかったと思います。塗装業界のレベルが革新的に上がり「シリコン塗料脱却し、世の中のスタンダード塗料のレベルが上がっていた」筈でした。それを信じたかったですね。なので売れるし売れたから塗料Aを扱ったわけではなく、スタンダードをレベルアップさせられる可能性を信じて賭けたのです。トライによる失敗でした。そういう意味では、スタンダードをレベルアップさせるための努力は今後も絶対にし続けて行きます。
ですが、トライすることで失敗してお客様が安心して暮らせる住まいとは別の世界が生まれてしまうことを経験しているので、そうなるともう宮古島しかないのです。私が良いものと良いものをかけ合わせていて、お客様もとても良い人で、「これは絶対に間違いない!」という直感に溢れていても、宮古島しかないのです。これは塗料Aでの失敗から生まれています。塗料Aで失敗したときに、塗装業界が大きく割れました。どう割れたかというと、「光触媒」というジャンルが塗料Aを開発したメーカーで確立されているのに、塗料Aを開発した塗料メーカーが撤退した瞬間に光触媒というワードが塗料の世界から無くなったのです。そのくらい破壊力がありました。光触媒が塗料の世界を救う・光触媒が建物を救うと信じた人たちが、そのゾーンで何十年もかけてやってきたのに、ひとつの失敗で無くなったということを目の当たりにしたときに、やっぱり「守れないって罪だな」と痛感しました。

曝露試験を開始したきっかけ① ~佐々木のインタビュー~

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2018年6月、私たちが加盟している日本塗装名人社(通称:JPM)が、沖縄県宮古島の公的な耐久性試験場「日本ウェザリングセンター」で、多数の塗料メーカー様にご協力頂き、塗料の曝露試験を開始いたしました。
今回は、佐々木が曝露試験を行うことを決めたきっかけをお伝えいたします。
こんにちは!株式会社ユウマペイント代表の佐々木です。私が宮古島で曝露試験を行おうと決めたきっかけをお話いたします。




私は2014年から現在まで日本塗装名人社(通称JPM)の常務取締役を務めています。JPMのメンバーは私も含め殆どが塗装会社の社長で構成されています。役員が10名、加盟店数は約100社ほどおります。当然、様々な考え方をもった経営者・会社の集まりになりますので、そうなるとJPMの中でも様々なビジョンを持った人間が出てくるようになりました。「貧乏になりたくない」とか「利益をいっぱい取りたい」とか・・・。別にそれが悪いことではありませんが、そういった様々なビジョンを持った塗装会社が使っている塗料が本当に良いものかどうか疑問を持つようになりました。それってちゃんとした目的なのかな?と思うようになっていったのです。これが最初のきっかけです。
そうした疑問を持つようになり、JPMの中でも「大きな変化を作らないといけないな」と思うようになりました。
難しい能書きを使って人を変えていく・・・ということは出来ないので、まずは「どんな人間でも簡単に扱える塗料の開発・見つける」ことが先だなと思いました。
世の中に塗料がごまんとある中で、塗料を扱いながらお客様の家を守るプロフェッショナルなペンキ屋の自分たちが、扱う塗料についてプロフェッショナルかどうかと問われると疑問です。それは、自分自身を振り返ってみてもそうですし、塗装業界を振り返ってみてもそうですし、でもみんな知ったように「あの塗料は良い」「この塗料は良い」って言うわけです。その中に私もいましたし、私なりに良い塗料の見極め方に苦戦しましたし、勉強もしました。それこそ、1万時間じゃ済まないくらい勉強してきました。結論、「良さそう」ということは分かっても「良いかどうかの最終ジャッジは出来ない」のです。もっと言うと、作っているメーカー様も、世に出て時間が経つまでは「良いもの」を作ったつもりでも、効果があるかどうかはメーカー様も結論を持っていない」ということが分かりました。これは、開発者の方々とたくさん話をして分かりました。
というのは、「良い×良い×良い」=「良いに決まっている」という理屈で物事が作られていくから。それで本当に「良い」のであれば何も問題は無いのですが、実際はやってみないと分からない訳です。やってみなければ分からないというのが、塗料のもつ世界であり、それが塗料メーカーが持つ結論ということになった以上は、塗料を扱うプロフェッショナルの私たちは、「良い」と証明された塗料以外使わないということを理屈にすれば「守る」ということは絶対に「守れる」筈なのです。ですが、前提として「塗料を正しく扱うことができるかどうか」です。「良いもの」を使えば「良い」のですが、その「良いもの」をどうやって選ぶかが大事になってきます。「良いと聞いた」ではなく「良いと証明されたもの」が「良い」のです。これは事実です。
そのあとは「良い塗料」を使ってお客様の建物を守れるかどうかは「塗料を正しく扱えるかどうか」に出てきて、ここは本当に私たち職人の世界のプロフェッショナルの技量が問われてくるようになります。「良い塗料」を正しく扱えれば、守る家が良くなるに決まってきます。こうした足し算掛け算になってくるのですが、塗料のことが分からない私たちが「その塗料を本当に正しく扱うことが出来るのか」と問われたら、正しく扱う努力は皆していると思いますが、結局は職人の経験と勘という世界にやっぱりなってきてしまうので、そういった理屈も「誰でも正しく扱える塗料」にしていきたい、もしくは逆に「正しく扱わないと絶対に失敗してしまう塗料」まさに技量が問われる塗料を開発する必要があると考えました。ここから塗料の世界に足を踏み入れることになったのです。

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