市川市奉免町でモルタル外壁・スレート屋根カバー工事から3ヶ月点検
- 定期点検
市川市奉免町 外壁塗装・屋根カバー工事から3ヶ月点検
今回は、市川市奉免町で外壁塗装・屋根カバー工事を行ってから3ヶ月点検の様子をご紹介いたします。
ユウマペイントが実施する定期点検ですが、お引き渡し後3ヶ月、1年、2年、3年、保証の最終年(お選びいただく塗料のグレードによって異なります)で実施いたします。
点検範囲は、塗装を行った全ての箇所になります。
点検方法は、ドローンやポールカメラを使用して行う場合と、ハシゴをかけて上らせて頂く場合がございます。
なぜ、早いタイミングで点検を行うのか
・施工後すぐはとてもきれいな状態なので点検をする必要がない
・ある程度の年数が経った頃に見てあげるほうが親切なのではないか
こうしたことを疑問に持つ方も多いと思います。なぜ、お引き渡し後3ヶ月、1年、2年、3年と点検を行うのかというと、不具合は早期発見すればするほど不具合の広がりを抑えることができるからです。
塗った直後は誰が塗装をしてもキレイに見えるので、不具合など何もないように思えてしまいます。
キレイに見えている状態でも万が一、施工がうまくいってなかった場合、自分たちが知らない間に不具合が進んでしまいます。そして数年経ちお客様のほうで不具合を発見し、補修や塗り直しを行う形になってしまうのです。こうした事態を防ぐために、3ヶ月から点検を実施することで早期発見して対応しています。
今回の市川市奉免町F様邸も上記理由にて定期点検を実施いたします。
外壁の状態
外壁の素材はモルタルのリシン仕上げです。特に塗膜に問題はなかったのですが、工事中の管理スタッフのチェック時に行ったタッチアップ(補修)にて付帯部に使用した塗料が付着していたので、後日補修をさせて頂く旨でお客様にはご了承いただきました。
こうした、保証内容以外の部分でも点検を行っていきます。
工事中は足場がかかり、職人さんや管理スタッフは踏板の上を通りながら作業やチェックを行います。
足場の設置具合から見える範囲が限られてしまうので、どうしても目が行き届かない部分が出るのです。
定期点検では、そうした「作業中に死角になっているであろう」箇所を念入りにチェックし、塗り残しや塗料の付着がないかなどを確認していきます。
屋根の状態
屋根はドローンを使用して点検しました。屋根をディプロマットで施工した場合、保証内容は「基材の外れ」なので、外れているところがないかを点検します。
屋根も特に異常は見られませんでした。
ディプロマットで屋根カバーや葺き替えを行ったお客様から「吹き付けてある石が落ちてくるが大丈夫か」というご質問を多く頂きます。
ディプロマットに吹き付けてある石粒は、余分に吹き付けられています。その余分の石粒が落ちてしまっているだけなので安心してくださいとお伝えしています。余分な石が落ち切るまで数日かかることがありますので、ご了承いただければ幸いです。
また、ディプロマットで施工した場合、棟板金やケラバも同質で施工をするため「捨て板金」部分が目立つようになります。
赤く囲った部分が「捨て板金」です。
「板金が見えている。施工不良ではないか?」とお問い合わせをいただくことがあるのですが、この捨て板金はケラバの部分や谷の加工のところで、屋根の下に水を受けても流せるように設置しています。水が流れる道を作ってあげないと逃げ場がなくなり、のちに漏水へとつながってしまう場合があります。
捨て板金を設置する箇所は、屋根の形状などによって異なりますが大体3~4か所ほどです。
付帯部の状態
屋根外壁以外に行う塗装箇所を総称して「付帯部」と呼びます。雨樋や破風板、シャッターボックス、水切りといった部分です。この付帯部もお住まいによって異なります。ユウマペイントの場合、付帯部は劣化が早いので屋根外壁と同レベルの保証年数はお出ししていませんが、保証期間中はしっかりと点検を行います。
写真は軒天や破風板部分をドローンで撮影したものです。
こちらも塗膜に問題ありませんでした。1ケ所、1階の雨樋部分にやはりタッチアップ作業中に付着した塗料が確認できたので、外壁と合わせて後日補修を行います。他には特に問題なく、3ヶ月点検を終了いたしました。
まとめ
ユウマペイントが3ヶ月点検を行う目的は「不具合を早期発見し対処することで不具合の拡大を防ぐこと」「職人や管理スタッフの死角となっていた部分を入念にチェックすること」の2つを軸としております。
様々なメーカーが様々なグレードの塗料を日々、開発し発売しています。
私たちはその中から「何が一番建物を守れる塗料なのか」を目利きしております。上塗り材だけでなく、下塗り材との組み合わせを選定していくこともとても大切です。
メーカーの見解や宮古島での実曝露試験で得た結果をもとにご提案させて頂いた塗料が、施工店保証が切れる年まで役割を果たしているかをしっかりと自分たちの目で確認しないといけないのです。それが、施工店の責任と言えるのです。
定期的に行っておいてこそ、将来的に大きな差が出てくることもあります。早期発見、そして安心できる住環境のためにも定期的な点検を行ってまいります。