2019年5月

無機塗料についてちょっと眠くなる話① ~佐々木のインタビュー~

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日本塗装名人社の無機を使う理由はこちらから
「無機」という塗料を私たちは4~5年連続で売り続けているのですが、それは無機塗料に価値を見出して下さったお客様がいるからということもありますが、本来は無機塗料に価値があるとお客様以上に思っているのは私たちでなければいけないですよね実際どうかは別として。
「無機って絶対にいいんだよね」と日本で一番思っている人たちが私たちでなければいけないというのが大前提にあります。
私たちは、日本で一番無機塗料を扱っていて、日本で一番無機塗料を信じていて、日本で一番無機塗料に向き合っているのだと思います。ちょっとボケた感じに聞こえますが(笑)
それは何故かと言うと、「守る」ということに対して一番近い塗料だからです。
では何故、無機塗料が一番いいのかと言うと、そもそも「無機塗料」という名前は造語です。「シリコン塗料」も造語です。「フッ素塗料」も造語です。
誰かが「この名前でいいんじゃない?」と言って決めてるのです。
ちなみに、塗料は全部「アクリル」で出来ています。アクリルって何かと言ったら石油です。石油をアクリルって呼ぶくらい、単純に塗料は全部石油から作られています。そこで見ていくと「無機塗料もシリコン塗料もフッ素塗料も、元は全部アクリル」なのです。

アクリル塗料にシリコン樹脂、もしくはシリコンのセラミック顔料を入れたものがシリコン塗料という呼び方をしています。
アクリル塗料にフッ素という結合式を入れたものをフッ素塗料と呼びます。
アクリル塗料にウレタン結合というものを施したものがウレタン塗料です。
ウレタン樹脂を入れたのではないです。ウレタン結合です。
この「ウレタン塗料」にシリコーンと言われる樹脂もしくはセラミックと呼ばれるシリコン性のもの(粉黛)を混ぜたものがシリコン塗料です。
では「シリコン塗料」にフッ素を混ぜたらフッ素塗料なのかと言うと違います。アクリル塗料をウレタン結合させた上に更にフッ化加工させたものがフッ素塗料です。フッ化加工とは何かというと、ウレタン結合してるものの間に、更に結合する(3結合なのか4結合なのか)。それによって耐久年数が変わってきます。
では、無機塗料は?
無機塗料は、アクリル樹脂塗料をウレタン結合させて、更に無機顔料を混ぜて更にシロキサン結合という結合式で結んだものが無機塗料と言われます。

無機塗料を正式な名称で言うなら「シロキサン結合塗料アクリル樹脂ベースウレタン結合の上にシロキサン結合をさせた無機顔料入り塗料」となります(笑)
これは長いですね。
実際、この塗料を発売する際に「シロキサン結合塗料」か「無機塗料」にするかの二択でした。なのでもしかしたら「シロキサン結合塗料」になっていたかもしれません。

日本塗装名人社の塗料を使う理由 ~佐々木のインタビュー~

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日本塗装名人社(JPM)の塗料を使っている理由は、JPMで取り扱い始めたのが5~6年ほど前なのですが、実際はもう20年くらい使われている塗料なのです。では、どこで使われていたかというと、殆ど塩害地域の橋脚等で使われてきました。「塩害」「風」に対する耐久性が高く、また「防錆性」という錆に対する耐久性も高いということで実績を上げてきた塗料が、5~6年前くらいから建築業界にて販売するようになったのです。もっと言うと、JPMの塗料を作ってくれているメーカーさんは元々、塗料を製造委託される会社さんです。日本ペイントさんといった、日本で販売される大手メーカーさん達が「こんな塗料を作りたいんだよね」と言うと「あ、では作ってみましょうか」と言って作り、調査結果も出して報告したりしているような会社さんです。
私たちは職人なので、川上でもあり川下でもあります。お客様にとって一番いいと思う塗料を川上に登って湧き水の源泉(商品)を拾って、川下に行ってお客様にお渡しする係りでもあります。そんな理屈で塗料メーカーさんにお願いして、今までの塗料にJPMのエッセンスを入れて「JPMの塗料」を作ってくださっています。
それ以外の塗料を使わない理由は、それ以上の塗料が無いから。作ればあるのでしょうけど。

曝露試験場獲得 ~佐々木のインタビュー~

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曝露試験を開始したきっかけ④はこちらから
いざ曝露試験場を持ってみると、あちこちの塗料メーカー様から「弊社の塗料も入れてくれませんか?」と依頼がくるようになりました。正直、「はぁ?それって自分たちの仕事じゃないの?」と思うし、私がメーカーの人間だったら絶対に思うだろうし、日本ウェザリングセンターという公共の公的機関も運営しています。私がメーカーだったら。
改めて思うのは、やっぱり作っている側たちも、良いもの×良いもの=良いものに決まっている筈と言って見切りで発売していることがあって、そういう意味では、使った人の自己責任が問われてきます。塗膜が持つ・持たないに関しては、使った人・施工店の責任だし、もっと言えば選んだお客様の責任のもとで使用されているということが事実としてある以上は、私たちがしっかりと網の目でいないと、守るものも守れないです。
長くなりましたが、以上が宮古島の曝露試験場を購入したきっかけ・経緯になります。
JPM(日本塗装名人社)という名義で「名人」である以上、名人が使うにはどの塗料が一番ふさわしいのかを知る必要があります。同時に、塗料が壊れていくメカニズムも知らなければいけない。
この塗料はこのタイミングで壊れていくという理由もそこに全部現れていくので、日本中の塗料を検体として調査する必要があるのです。
「経験」と「勘」と「雰囲気」と「カタログ」で良い悪いの判断をして、世の中に出していくことはしません。メーカーの営業さんが嘘を言っているわけではないと思いますがしません。絶対にしません。

曝露試験を開始したきっかけ④ ~佐々木のインタビュー~

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曝露試験を開始したきっかけ③はこちらから
促進耐候性試験の5000時間の照射は、野外でしかも千葉県という地で1年半でダメになった。千葉県というか全国で1年半でダメになったということが分かったら、「5000時間って何だったんだろうか!?」と思いました。塗料Aのメーカーは、促進耐候性試験5000時間をクリアしたと言っていますが、実際は入れてないかも知れないじゃないですか。それは誰が証明できるのか。誰も証明できないじゃないですか。ちゃんと入れていればダメにならなかったかもしれないし、実際に入れていてもダメになっていたかもしれない。ですがメーカーは最後まで「入れた」と言っていました。
私は、メーカーの営業さんと親しくしていたので問い合わせてみました。「本当はどうなんですか?」と。そうしたら「いや、私も技術の人間に聞いたのですが、ちゃんと5000時間入れたと言っていました。でも佐々木さん、どう思いますか?」と逆に聞かれてしまいまして。ということは、ちゃんと入れていたのだとしたら、促進耐候性試験が全くもってあてにならないということが世の中に証明されたことになりますし、もし入れていたのだとしたら、入れたといって入れてない塗膜なんかは塗料Aのメーカーに限らず世の中にごまんとあるよねという・・・。どっちにしてもリスクだということが分かったのです。
「促進耐候性試験●●時間クリア」というのは、どのメーカーの塗料カタログにも書いてあります。シリコン塗料なら3000時間とか2500時間以上という書き方をしています。よく考えて頂きたいのですが、シリコン塗料や、一番人気の塗料Bで2500時間と書いてあるのです。なのにシリコン塗料や塗料Bを塗っている会社さんは「10年持ちます」「10~12年持ちます」とご提案しているのです。2500時間以上なのに。500時間で1年です。ということは5年以上持ちましたという言い方に変換できるのです。意味が分かりませんよね。
12年以上持ちますというなら、6000時間の照射に耐え抜いた塗料だといって初めて通用するのです。これが検証と事実の突合せになるのです。
検証を2500時間しかしていないのに、12年持ちますというのは「5年までは検証しましたが、その先については仮設だ」ということが言えるわけです。「仮設12年持ちます」と言ってお客様にご提案しているのなら話は分かりますが「12年持ちます」と私たちはお伝えするのです。そういう世界を私たちは司っていて、でも「建物を守る」という意志はあって。だから「まずいな」と感じているのです。
なので宮古島であれば、千葉県の約4倍の紫外線の照射時間プラス赤道に近い場所、かつ塩害という塗膜にとって一番ダメージの負いやすい環境、更に台風という「雨風」に多く晒される環境は、塗膜とって非常に厳しいものと言えます。これらの厳しい環境下での1年は、千葉県での4年に相当すると言われています。言われているというよりも、事実です。これは何で証明されるかというと、紫外線量を測るウィザード機というものがあって、日本ウェザリングセンターという曝露試験場は、旭川と銚子と宮古島にあるのですが、この3ヶ所でいうと銚子が私たちから近いです。銚子のセンターは主に塩害と標準(首都圏)の紫外線を調査しています。3ヶ所とも、各々の場所で紫外線量を測定していて、そこから宮古島は千葉県の約4倍もの紫外線量があるということが分かっているのです。更に銚子と宮古島に検体をよーい!ドン!で置いた場合、宮古島のほうが銚子の4倍早く変退が進んでいくということも分かっているのです。
その結果、4倍紫外線量が多いという計測値が出て、物を置いて物が風化していくスピードも4倍早く進んでいくということは、紫外線量と風化の量は相関が取れているということが分かるわけです。ということは、どれだけ紫外線に当たるかが、ものを劣化させる理屈というか破壊するエネルギー量だということが分かるから、宮古島で4倍早く検証しなければいけない。私たちは建物を10年守らなければいけないのです。ですので、1つの検体に対しての検証は、宮古島でも最低2年は実曝露として置かないと物事が進まないのです。これが促進耐候性試験だとしても5000時間置かないと、物事の良し悪しの判断がつかないのです。
この試験は、本来なら塗料を作るメーカー様たちがやらなければならないのですが前述しましたとおり、機械に入れているのかどうか分からないですし、メーカー様によっては宮古島の曝露試験場を持っている会社と持っていない会社も事実としてあるのです。

曝露試験を開始したきっかけ③ ~佐々木のインタビュー~

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曝露試験を開始したきっかけ②はこちらから
スタンダードを上げるためにトライし続ける会社であるということ。これは今後も変わらないですし、その姿勢も挑戦していく量も絶対変わらない筈ですし、もっと加速すると思います。トライにはリスクがついて回りますので、リスクを恐れてトライしないという選択はしない会社にしたいです。ですがお客様が安心して暮らせる家にしたいのにリスクを買っていただく訳にはいきませんので、宮古島で検証して、改良するにしても新しい商品を作るにしても、宮古島で必ず検証された塗料だけを使用していきたい。
現在、促進耐候性試験という試験方法と野外実曝露試験という試験方法の2つしか世の中で確立されていません。促進耐候性試験という機械と野外実曝露試験を併用して出た検証結果で「良い」が証明できれば事実上「守れる」という理屈になります。野外曝露試験も促進耐候性試験という機械での試験も強制的にダメージを与えて早い時間で長いダメージを負ったということを証明する試験で、促進耐候性試験で言うと5000時間が10年です。5000時間ということは、その試験機に5000時間入れて10年相当と証明するというのが促進耐候性試験の理屈です。そうすると1年は500時間です。


ですが、1年は時間で計算すると8760時間なわけです。なので「商品を作りました・開発しました」と言って、試験機械に約7ヶ月間強制的に入れて、それで10年相当になるわけです。理論上は。この試験を行い「あ!いいね!大丈夫だね!」と言って発売されたものが塗料Aでした。塗料Aは塗りたて時は何の問題も無かったのですが、1年半で全てダメになりました。でも促進耐候性試験では10年大丈夫と結果が出ていたのです。「塗料A、もうストップです。もうダメです。」と言われながら、1年半経過していない8~9ヶ月経過の状態で現場を定期点検でチェックした際、まだ症状が現れていない現場もありました。塗料Aで施工した現場の半分はダメ、半分はまだ大丈夫という状態で、大丈夫だった現場は経過観察で様子を見ていましたが、最終的に全現場がダメになりました。
これはどういうことなのかというと、日に当たって紫外線が当たってダメージを負うと、塗膜が経年で変化していく姿が、7ヶ月で大丈夫だけど1年半ではダメだったということで、機械に入れて5000時間大丈夫だったけど、野外に置いたら1年半でダメになったということです。それで、促進耐候性試験だけでの判断は、やっぱりダメだという結論に至ったのです。ダメというか、安心の材料にならないと思いました。創業当時からいたスタッフは覚えていると思いますが、この頃の私は2000万円する促進耐候性試験機を買うと言っていました。それさえあれば証明できると言い続けていました。大きい冷蔵庫みたいな機械なのですが。
500万円の試験機もあるのですが、4検体しか入れられないのです。2000万円の試験機は大きい冷蔵庫なので、一気に50検体くらい入れられるのです。
最低10年守りたいとなれば、5000時間・7ヶ月必要なわけです。試験機に50検体を入れたら7ヶ月間、身動き取ってはいけないわけです。そう考えると「やっぱりいつかだな・・・」と考えていました。

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