私の家系は、祖父・父・叔父が長年大工をやっておりますので、私も将来は大工になるものだと思っていました。
ところが、中学卒業後に塗装職人になったのです。何故かというと、そのころにお世話になっていた先輩方が塗装職人をやっていて、その先輩方に声をかけていただいたからでした。
建築が好きで「大工になりたい」と思っていたのですが、塗装の仕事を続けるうちに気がつけば「塗装が大好き!」になってました。しかし同時に、当時の業界によくあった「手抜き工事」や「下請工事で予算が少なく思うような仕事が出来ない」といったジレンマが生まれるようにもなりました。